現実は、いつでも現場にしかない。

特にどうという訳でもないが、僕のスタンスについて備忘録も含めて記しておきたいと思う。
 
僕は、一度はナンパの世界から離脱し、今年に入って再起した。
 
noteにも書いたが、ナンパを続けている現在、離脱した過去、どちらが充実しているかと言うと、紛れもなく現在だ。
だから、僕はナンパを(緩く)続けているわけだ。
 
 
トヨタには、5ゲン主義という考え方がある。
 
即ち、「現実」、「現場」、「現物」、「原理」、「原則」
 
これをナンパに置き換えてみる。
 
「現実」はナンパにおける現実、そのままの意味だ。
「現場」はナンパをするフィールドだろう。
「現物」はナンパする相手(物ではないけど)。
「原理」、「原則」は恋愛工学やPUAメソッドを始めとする、「やり方」の部分だ。
 
理論に傾倒しすぎて、足が動かない。ナンパに出かけたはずなのに、メルマガやツイッターの話で盛り上がり、毎回、ただの飲み会になっている。
 
最初からそう決めたならいいが、「ナンパに出たのに。。」という経験が過去にあった。
 
それも何度も(それはそれで楽しかったのだけど)。
 
 
ナンパ師と恋愛工学生が比較にされることがよくある。
 
勝手なイメージでは、ナンパ師の攻め方は、一連の流れはあるものの、詳細については経験「知」や暗黙知によるものが大きい印象。
 
一方、恋愛工学は、その流れにおける各フェーズを細分化し、ネーミングし、形式知として残している印象だ(違ったらごめんなさい)。
 
どちらがよくてどちらが悪いという話ではない。
 
どちらにしろ、「現場」にしか「現実」はないという話だ。
 
 
過去に、ナンパ師の方と何度かナンパをご一緒させて頂いた事があるが、彼らの忍耐力には驚嘆した。
女の子の食いつきが悪い事を前提として、「クスッ」がもらえるまで、並行トークをやめない。
 
僕は、食いつきが悪かったらすぐに諦めてしまう癖を猛省したことがある(というか今でもあるw)。
 
ナンパ師の方の方が、「現場」と「現実」を知っている。その泥臭さと、その先にある「ゴールの価値」に気づいている。
 
 
彼らは、圧倒的な現場主義者なのだ。
 
 
これが仕事だったら、現場のブルーワーカーが現場で作業をし、監督のホワイトカラーはそれを指示する、という図式になる。
 
が、ナンパにおいてゴールを目指すのは、誰でもない、本人だ。
 
ナンパ師にしろ恋愛工学生にしろ、全員が、ブルーワーカーとして現場で泥臭い活動をする必要がある
 
特に、恋愛工学云々で理屈っぽくなっている人は、特に5ゲンを大事にしなければならないと思う。
 
 
Twitter界隈では、副業が流行り、「戦略的非モテ」という言葉も出てきた。
確かにお金を稼ぐには、一転集中で資本を投下した方がいい。時間もお金も(アポはお金が掛かるからね)。
 
 
はっきり言ってセックスには困っていないが、ナンパにおいて「原理」、「原則」がどれだけ「現実」、「現場」で「現物」にワークするのか、それを検証し続けるのが、僕のスタンスである。
 
 
ナンパは「必ずしもうまく行かない」こそが最大の難点であり、最大の魅力であり、それも、僕がナンパを続ける大きな理由の一つだ。
 
 
僕は、自分が考えた事がどれだけ通用するのかを検証したいし、自分の欲望に誰よりも正直に生きていきたい。
 
ただそれだけなのだ。
 
 
おわり

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