今回は、「副業をしたくても会社が副業禁止だし・・・」というところでなかなか一歩を踏み込めない人に向けて書いた記事だ。
始める前の人は、何故かうまくいく前提で考えてしまう事が悪い癖だが、それ以上に、気にすべきところをはき違えてしまうという点も挙げなければならないだろう。
本当はそんな事を気にする前に、売上や利益が上がらない=事業そのものが思ったよりうまくいかない、という事が起きるのだが、今回はそこは置いておこう。
さっそくだが、僕の会社は副業禁止である。
それでも、2年近く、今の事業は継続できている。
これはまあ、半分運みたいなものなのだが、無策で突っ走っているかと言えばそういうわけではない。一応、やるべき事はやっている。
もちろん、バレずに済めば一番いいが、今回は、主に、副業がバレてしまったときにどういう態度で臨むべきかという事について書いて行こうと思う。
副業がバレないようにするためには
副業がバレるのは何故か、その対策については、ネット上に沢山情報が落ちているので、自分で調べてみてほしいが、やる事はごく単純である。
確定申告する際に、住民税の納付の欄は「自分で納付」にしておく。
これだけである(もちろん年間20万円の売上が上がって、確定申告をする場合が前提)。
下記のようなイメージで「自分で納付」を選択するだけだ。
基本的には、これ以上にやることはない、というかできることはない。
ほかにも、確定申告の時期をわざと後ろ倒しして、追徴課税を支払うという方法もあるが、王道ではないので割愛する。
常にファイティングポーズを取っておく
そして、ここからが一番重要な事なのだが、「バレるかもしれない」とビクビクするよりも、バレたときにどうすべきか、を考えておく事が重要だ。
その為に、まず前提とすべき考え方は、「会社員としての自分は、自分の人生のあくまで一部に過ぎない」というマインドセットだ。
よく、リストラになった一流企業のサラリーマンが自殺した、みたいな話を聞くが(すでに前時代的な話かもしれないが)、「企業に属している自分≒自分の人生」と考えるような、非モテでマジメな人こそ、自分の人生について真の意味で考えていないと捉えるべきである。
というマインドをベースにしたうえで、具体的に対応すべきは以下の通りだ。
事がおきた時に備えておく
結論から言うと、具体的には、当たり前ではあるが、
想定問答を準備しておく。
この一点に尽きる。
どのタイミングで経理や人事や上司に情報が伝わるかというのはわからないが、おそらく副業がバレた際には、まず上司に呼ばれるだろう。
会議室に呼ばれ、席に座らされて、唐突に「お前、副業してる?」と聞かれるかもしれない。
その時に狼狽してしまっては、あとの祭り。
どういうシチュエーションで上司に呼ばれ、どう切り出され、どういう質問が来るのかを事前に何パターンか想定しておく事、そして、その時にどう切り返すかをシミュレーションしておく事が重要である。
具体的にどう切り返すかはここでは名言を避けるが、僕は、おそらくこれなら納得感があって、切り抜けられるという想定問答を考えている。
自分の余暇時間を使って会社で何の影響も与えていない自分の副業と言うものが、なぜ悪いのか、はっきり言って僕には理解できないし、もし副業=悪い事、やったらヤバい事、みたいに考える人がいるなら、それこそ思考停止だし、すぐに考えを改めるべきだと思う。
自分でビジネスをやってみればわかるが、市場と言うジャングルに解き放たれると、いろいろなトラブルというのが発生する。そして、多くの問題は誰にも相談することなく、自分で判断して、自分で行動をして、解決をしていかなければならない。
はじめのうちは、それが大きな壁であるように感じるが、そのうち1年前を振り返ってみると、当時の壁が大したものではなかった事だったということに気づくことがある。要するに、トラブルを何度か経ることで、自分の経験値やマインドセットと言うものは確実にレベルアップしている。
僕が、副業に対して会社にばれたときにどう対応するかと言う事は、初めから同じように考えていたわけではない。
バレるのが嫌だから、という理由で副業しないというのは、今の僕からしたら、聞くに値しないレベルの悩みだが、わからない事に不安を覚える気持ちもわかるし、何より副業を始めたての頃は、僕もそうした悩み、というか不安を抱いていたので、一歩目で悩んでいる人がいたら何かの参考になればと思い、今回の記事を書く事にした。
副業を始める前、始めたばかりの人はなかなかこういう考え方というのは持ち得ないのかもしれないが、前述の通り、サラリーマンの人生と言うのは、自分の人生の一部に過ぎない。
そこをどう捉え、どう行動するかと言うことをしっかり頭の中に入れて行動していきたい。
よければ参考にしてみてほしい。
おわり
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