知名度のある企業ほど人気がある。その分企業側も優秀な人材を確保しやすい。その一つの指標が「学歴」だろう。学歴は、偏差値というシステムに裏付けられたものであり、「いい大学」=「偏差値が高い」=「知性が高い」=「コミュニケーション能力や理解力がある」=「仕事がスムーズに進み易い」という3段(5段?)論法で評価しやすく、またわかりやすい指標である。
過去に金融日記に投稿したのだが、僕はこの「学歴」が、サラリーマンのその後の人生に大きな影響を与える事、そして精神的に呪縛を外す事が困難である、と理解している。
幼少期からクラスの上位メンバーと比較され、勉強が出来ないというレッテルを貼られた子供は、「自分は出来ない人間なんだ」というマインドセットになり、これをひっくり返す事など到底無理だと思い込んでしまう。
(偏差値についての論考は、僕の私淑する大前研一先生の本に詳述されているので、ご参考まで)
実は、会社に入ると驚くのが、学歴や偏差値というのが全くアテにならない事が往々にしてある、と言う事だ。
もちろん、学歴が高い人は能力も高く、仕事も出来る人はいっぱいいる。
これは間違いない。
ただその反対に、全く出来ないやつも多い。
仕事というのは、「業界の構造、自社の立ち位置、そこでしか使われない言葉、ビジネスのフローを理解し、それを前提にいかにスムーズにコミュニケーションが図れるか」という能力が基本となるが、どういう訳か、この能力が著しく低い人間が一定数いる。
それも、日本1,2を争うT大やK大レベルでだ。
就職するにあたり、これらの大学は圧倒的に有利だ。
だけど、会社に入ったらそんな事は重要ではない。いや、無視されると言っても良い。
要するに「仕事が出来るか否か」、この一点で評価されるのだ。
だから、ある会社に入って周りが高学歴のやつばっかりだったとしても、何も諦める必要はない。
問題は、「学歴が低いから」、「俺は馬鹿だから」と言う理由で学ぶ事を諦めてしまうその思考回路にある。
幼少期は勉強が出来ず、「俺はダメだ」と思い込んでしまう癖がついてしまったかも知れないが、僕達は大人だ。
正しいやり方を身につけ勉強を続ければ、周りと差をつけるなんて、至極簡単なことだ。
だって、ほとんどの人はみんな勉強しなくなるから。(限度はあるけど
ちなみに、ツイッター界隈の人は「特殊な人達」だからねw
だから、学歴でコンプレックスを抱いている人は全く気負う必要はない。
この先巻き返すチャンスはいくらでもある。
(まあ、社内で頑張るか、副業で頑張るか、何をもって「巻き返す」と捉えるかは人それぞれだけど…)
要するに、それに「いつ気付けるか」と言うことと、「その劣等感をいかにバネに出来るか」という事が、その先の長い人生を変える要因なんだと思う。
逆に言うと、学歴が高くても出来ないヤツは「あいつは◯◯大卒なのに、全然ダメだ」と言う2倍のダメージを食らうから、要注意だけどw
おわり
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