少し前になるが、ネテロくん(@h9le_w)と食事に行ってきた。
自分より10歳以上年下の人と飯を食べに行くなんて、女の子相手でもそうそうないのに、相手が男なんてなんか変な感じだな、と思いながら待ち合わせ場所についた。
以前、関恋工のオフ会で挨拶した程度だったが、彼の発行するnoteや、低スペ学生を自称するものの、その文章力や構成力の高さに敬意を覚え、オフで会う打診をした訳だ。
(うう、JDとのアポより緊張する)
そんな事を思って歩いていると、ネテロくんが見えた。彼は、いまどきの学生という風貌で立っていた。
挨拶を済ませ、イタリアンの店に入り、乾杯(彼はジュース)。
自分から誘っておいてなんだが、こんなに年齢が離れていて、話す内容はあるのか?と正直、不安に思う部分もあった。
仕事だったら、偉そうに後輩に話すだけでもいいが、学生の、それもほとんど会話もした事がない相手だ。
結論から言うと、話は大盛り上がりだった。
というのも、僕らには共通点が結構あったのだ。ちょうど、Twitterのフォロワー数が同じぐらいだったのと、情報発信を意識しているという事だ。
ネテロくんは、その文章力の高さや、例えばnoteというコンテンツでバイト以外でお金を稼ぐ方法としての情報発信を積極的に行っているという点で、大学生に人気があるらしい。
そんなネテロくんの人となりについて書き綴っていきたい。
◆そもそもナンパアカウントなのか?
「週間金融日記」の読者でもありスーパーサイヤさん(@ri_supersaiyan)が主催する関恋工のメンバーだが、女関係のツイートを見たことがない。
彼のルックスなら落ちる女は星の数ほどいるだろうが、今は勉学とオンライン上での情報発信に関する仮説・検証作業で忙しいとの事だ。
ナンパやゲスいブログばかり書いている自分を恥じながらも、酒は進み、僕だけいい感じに酔ってきた。
僕は酒が入ると気が大きくなるので、年下の人に対して横柄な態度を取ってしまう事がおうおうにしてある。
(気をつけなければ)
終始、敬語で話すことで自我を保つことにした。
◆ツイッターでキャラを固定するという事
ネテロくんは検証作業にツイッターを使っているとのことなので、ある程度キャラ化を意識している模様。
一方僕は、言いたい事を言うようにしている。1年前には200人ぐらいだったフォロワーも1000人近くになっているので、そろそろ読み手の立場も考えなきゃいけないのかな、と思いながら、「まあ気に入らない人はフォロー外すでしょw」と軽い気持ちだ。
楽しくないのが一番嫌だと思うから、真面目なツイートもするし、ゲスなツイートもする。
ただ、フォロワーが増えるということは、意図するにせよしないにせよ、必然的に緩いレベルでキャラ化が進んでしまうものだと思う。
ツイートしようとすれば自分の経験をベースにするようになるので、緩いキャラが出来るが、そこから先、出す情報を取捨選択するかどうか、と言うことが自分をキャラ化するかどうかと言うことに繋がってくる。
ここで、ネテロ君はしっかり考えた上でツイートをしている。
読み手の反応や、発信した内容によってフォロワーの人種にどういった差が出るか、と言うことを検証しているのだ。
一方、僕は酒に酔ってどうでも良いことも呟くし、ゲスな内容も真面目な内容も呟く。
どっちが良いかは人それぞれ。
と思ったら、最近ではだんさーさん(@dancer_karaoke)のサロン「Marketing & Brainstorming」というサロンの運営メンバーの一人に選出され、学生にして一流ビジネスマンとオンライン上で触れ合い、ビジネスの種を創出する機会を得ている。
これは彼がTwitter上で貫いた姿勢の結果だ。さすが。
◆目標から逆算するか、今やることに力を注ぐか
なんかの本で読んだのだが、イチローと松井という2大メジャーリーガーがいるが、彼らがプロ野球選手になるに当たって大切にしたマインドが正反対だったというものがある。
ざっくり言うと、プロ野球選手と言う同じ職業になるのに、イチローは目標から逆算する。松井は今できる事を最大限努力した結果、プロ野球選手になれた。と言うものだ。
やっている事は同じだが、マインドセットが違う。
ネテロ君はゴールを設定してから、そこに至る必要事項を期限を決め実行していけるタイプ。
僕は逆。今やるべきことを一生懸命やることしか出来ないタイプ。(別に大きな夢があるわけでもないけど)
一般的に仕事というのは前者の考え方で進むことが多いし、僕も仕事ならそのように進める。
けど、ひとたび仕事を離れると、楽しくないと続かないのだ。
「夢を持て」とよく言われたが、僕にとっては「夢≒呪い」みたいなものだった。
その夢を達成するプロセスが全く楽しくなければ、その夢にはなんの魅力もない。
逆にやらなきゃという強迫観念で、全てを投げ出してしまう事が過去にもあった。
(それじゃあんた、成功できませんよ。という声が聞こえてきそうだが、そもそも成功したいと思っていないから全くかまわない)。
ネテロくんには、なにやら壮大な夢がありそうであった。ここまで考えている学生が、今は多いのだろうか?
僕が同学年だったら、焦りを覚えるぐらいの刺激であった。
それぐり彼の目は、キラキラと輝いており、Ambitionに満ちていた(野心というと語弊がありそうなので)。
…久々に女の話をほとんどせずにマジメに酒を飲んだ気がするw
どうだろう、仕事、親族の不幸、アポった女のくだらない悩みを聞く場面以外で、マジメな顔をする瞬間があるだろうか?
大体の人が、仕事や家庭に終われ、深く思考する時間が全くといっていいほど無くなっていく。
「ああ、こうやって人は世界を狭めていくんだな。」
自分自身がそうなっていく可能性の高さに気づけたし、自分を鼓舞するいい機会になった。
(サラリーマンに限るが、)会社の後輩から学ぶことは正直少ない。人生のステージも仕事のスキルも、自分の方が上にいるからだ。
だけど、仕事を離れ、趣味の友達とも違う年の離れた人から学ぶ事の大切さに気づけた夜だった。
ネテロくん、またご飯食べましょう!
おわり
コメントを残す